父。
2005年 08月 19日
ついさっきの出来事。

私は実家暮らしをしている。そのため、入浴は日々順番待ちになるのだが、早寝早起きの両親は、いつも私より先に済ませている。しかもそのまま10時前には寝るのだ。マジ早いっス。

が。
父は今日マンガを観るから、先に入って良いとの通達があった。



気になった私が居間に行ってみると、父は真剣な表情でテレビを観ていた。画面にはファーストガンダムの映像が。何故かBSで放送中らしい。
「マンガ観てんの?」
「うん。」
「ガンダムかぁ。」
「あぁ、ガンダムって言うんだ?なんか観始めたら面白くて、やめらんなくなってさ。」
「へえ。」
私は新聞のテレビ欄を確認した。
「それ、11時迄やるみたいだよ。」
現在、時計の針は10時5分前を指している。
「そうか。俺今日お風呂入んないでいいや。」
「ん。わかった。」

父は50代半ばで、孫もいる。もういい歳のおじいさんだ。
小さい頃から厳しく躾けられ、言うことを聞かないとぶたれるなんて、しょっちゅうだった。もちろん、夜は早く寝て朝は早起きするよう、教育されてきた。あまり守ってはいなかったけど。
とにかく色々厳しくて、『父=怒らせると恐い』というのが、子供の頃の記憶だ。もちろんそれだけではなく、優しい時もたくさんあった。口にした事はないが、尊敬し、感謝している。

その父が、『テレビ(しかもマンガ)観たいからお風呂入んない』って。

なんだか子供みたいだなと思って、私は少し笑ってしまった。
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