レールの上を走らない列車。
2005年 10月 20日
私は1人で、北海道に来ているらしい。

夢の中の北海道は、ぽかぽか陽気でとても気持ちが良かったけど、すぐに帰る時間になってしまった。
石畳の路地を抜けて、駅へ向かった。
私の他にも大勢の人が、同じ駅へやってきた。

その駅はちょっと変わっていて、手持ちの鍵を券売機の鍵穴にに差し込んで、そのままひねると切符が出てくるシステムだった。
鍵なんてあったかな?と思ったけど、ポケットに入っていた。

私もまわりの人に倣って、切符を受け取った。



改札を抜けてホームに出ると、そこはフェンスで囲われた、ちいさな草原だった。
向こうにはレンガ造りの町並みが広がり、石畳の道路を赤い二階建てバスが走っている。
私たちは列車の時間まで、そこでしばらく待つことになった。

列車を待っているはずだけれど、線路が見当たらなかった。
ここの列車は、道の上を走るものらしい。

そのうちに、私の隣にいた成金ぽいけど小心者そうなおじさんが、一番最初に乗りたいと言い出した。
私もなるべく早く乗りたいと思っていたけど、どこが乗り口になるのか分からなかった。
他の人たちも知らないらしかった。
仕方なく、おじさんの執事らしい人がどこかで調べてきて、「あそこに並ぶと良いそうです」と、ホームの右端を示し、おじさんにこっそり耳打ちをした。
おじさんは急いでその場所へ走り、何人かの人がそれに続いた。
私はその行為がなんとなく嫌で、そこへは行かず、そのまま列車を待った。

しばらくして、到着を知らせるベルが鳴った。
だけど列車はなかなか来ない。
到着するまで鳴り止まない仕組みなのか、ずっとベルの音が響いている。
それは段々、聞き覚えのある音に変わって行った。

なんの音だったっけ...?
絶対に知ってる音なのに、うまく思い出せない。
なんだっけ。
なんだっけ...。

...あぁ、そうだ。
目覚まし時計の音だ。


そこで目が醒めた。
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